クロムクロ/作品レビュー
<放送媒体・期間>
TVアニメーション
2016年4月-9月 全26話
<あらすじ>
富山県黒部において、のちに「アーティファクト」と呼ばれる物体が発見される。その外見からも未知のテクノロジーが使用されていることが明らかであった。アーティファクトの日本独占を恐れた国際連合は、国際連合黒部研究所を設立し各国共同で調査を行わせる。
高校生の白羽由希奈は、母の務める黒部研究所に向かう。彼女の携帯端末を届けるためだ。その最中、研究所は宇宙より飛来したロボットの襲撃を受けてしまう。逃げ惑う由希奈は、偶然にも研究中の発掘品「ザ・キューブ」に触れてしまう。するとキューブの中から一人の男が目覚める。青馬剣之助時貞と名乗る青年は、由希奈を「姫」と呼び襲い来るロボットを一蹴するのだった。
<おすすめポイント>
- P.A.WORKSが制作した初のロボットアニメ。戦国時代より目覚めた侍・青馬剣之助時貞がロボットに乗り異星人と戦うストーリー。硬派なSF設定がありつつ、ほのぼのした学園モノ、時代錯誤全開で突っ走る剣之助のコメディ要素など特筆すべき点は多い。
- 富山県を舞台としており、黒部ダムや立山連峰など実際の観光名所なども描かれる。
- 青春学園ラブコメ的な要素も含まれている本作。剣之助・由希奈とその同級生が活躍する学園パートも注目。
<おすすめしないポイント>
- 必殺技やトリッキーな戦いがないロボットアニメがこんな寂しいものだとは。せっかく侍がパイロットなのだから隠し剣の一つでも見せてほしかった。
- すべてが黒部で起こっているため世界観が掴みにくい。
- 最後の幕切れが何とも。最終話で詰め込み過ぎるよりは良いのか?
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