魔動王グランゾート 冒険編/作品レビュー
<放送媒体・期間>
OVA(オリジナルビデオアニメーション)
1992年3月27日~ 全3話
<あらすじ>
大地、ガス、ラビの3人は1年ぶりに再会の約束をしていた。一方、一年まえ月の地表に出現した闇の塔より魔導石が発掘される。魔導石を積んだシャトルに偶然乗り合わせたガスだったが、宇宙海賊ノーマン・ベイツ団に捕まり人質となってしまう。ガスの危機を感じた大地とラビは、それぞれガス救出のため動き出すのだった。
<おすすめポイント>
- TVアニメ「魔動王グランゾート」の後日譚を描いたOVAシリーズの第2弾。今回は主人公たちの乗る魔動王(マドーキング)は一切登場せずキャラクターアクションに重点が置かれている。
- TVアニメの場合。Aパートは人間キャラが主軸となり、Bパートはロボットバトルになっていたが、本作は3話ともAパートが続く感じ。丁寧に作られているし、ストーリー展開もテンポよく進んでいく。
- 謎の老人が物語をかき乱していく。大地たちを混乱の渦に引き込んでいくが、実はTVシリーズでも紹介されていた重要な人物だった。
- 地球製のダーク・グランゾートが登場。本作に登場する唯一のロボット。
<おすすめしないポイント>
- アイキャッチには登場するグリグリが本編には一切登場しない。メカが登場しない本作こそ活かせるキャラクターだと思うのだが。
- やっぱりグランゾートは登場させてほしかった。敵ロボットの最後も拍子抜けしてしまった。