機甲艦隊ダイラガーXV/作品レビュー
<放送媒体・期間>
TVアニメーション
1982年3月3日~1983年3月23日 全56話
<あらすじ>
宇宙に進出した地球人は周辺惑星であるミラ星・サラ星と友好条約を結び、共同で運営される宇宙警備隊を設立。そして銀 河地図作成のためラガーガード艦隊を外宇宙に送り出すのだった。
しかし可住惑星を捜すガルベストン帝国と遭遇。三惑星連合の呼びかけも空しく戦争状態に突入してしまう。銀河探査用の 15台のメカはダイラガーに合体し、ガルベストンのバトルマシンと死闘を繰り広げるのだった。
<おすすめポイント>
- 主役ロボットとしては史上最多となる15機のメカが合体するロボットアニメ。ダイラガーに合体する以外にも3機のメカに合体する試みも面白い。また、侵略者から地球を守るという従来のスーパーロボットアニメとは異なり宇宙探査&ガルベストン星へ向かっていくストーリーも斬新。
- これまでのスーパーロボットアニメと一線を画しているのは、敵であるガルベストン帝国にも重圧なドラマが繰り広げられること。ガルベストン司令官・テレスの愛国心と地球との和平への道で思い悩む姿が感動的で切ない。
- 戦艦同士の艦隊戦が多いのも本作の特徴。ダイラガーが多数の戦艦をなぎ倒していくのは爽快。
<おすすめしないポイント>
- 15人のダイラガーに搭乗するメンバーは、物語が進むにつれ空気のような存在になっていく。各チームのリーダーと女性メンバー以外はその兆候が激しい。
- リアルロボットアニメが席巻していた時代に作られた作品。必殺技や中盤でのパワーアップがないのもリアル志向に偏っているためか。これだけインパクトのある合体をするロボットでありながら全体的には地味な印象を受ける。
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