ヘヴィーオブジェクト/作品レビュー
<放送媒体・期間>
TVアニメーション
2015年10月2日~2016年3月26日 全24話
<あらすじ>
国際連合が崩壊した近未来。戦争はなくならなかった。世界は「正統王国」「資本企業」「情報同盟」「信心組織」に分かれ覇権争いを続けていた。戦争の中心は超巨大兵器「オブジェクト」。核を含む通常兵器が通用しないオブジェクト同士の戦闘は、人死にが出ない「クリーンな戦争」と呼ばれていた。
オブジェクトの設計士を目指す戦地派遣留学生のクウェンサーは、正統王国の兵士・ヘイヴィアとオブジェクト同士の戦闘に巻き込まれる。戦闘の最中、オブジェクトのパイロット・ミランダを救出することによって、生身でオブジェクトと戦うことになってしまう。
<おすすめポイント>
- 超巨大兵器「オブジェクト」に立ち向かう2人の兵士(1人は学生)の物語。簡単に言うと歩兵がモビルアーマーを倒していくお話。毎回様々な手法でオブジェクトを倒していくクウェンサーの頭の良さに脱帽。数少ない武器で無敵兵器を破壊する爽快感。
- 各エピソードが2,3話形式で進んでいくが、毎話よく出来ている。敵キャラクターもアクが強く印象的。戦争を描いている作品のため敵味方とも戦死者が続出するがリアルに感じられた。
<おすすめしないポイント>
- もう少し世界観がわかるような描写が欲しかった。オブジェクトの存在意義がどうしても理解できない。一人の学生が破壊出来てしまう兵器がどうして今まで台頭できていたのか、回を重ねるごとに疑問が深まる。
- 味方のオブジェクトは苦戦続き。オブジェクト同士の戦いで爽快感は得られない。
- ロボットアニメか?と聞かれると微妙。見た目は地上用のボール(ガンダムの例えが多くてすいません)。あともう少しオブジェクトを個性的なデザインにしてほしかった。
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