機動戦艦ナデシコ/作品レビュー
<放送媒体・期間>
TVアニメーション
1996年10月1日~1997年3月25日 全26話
<あらすじ>
22世紀末、地球圏は木星圏より現れた「木星トカゲ」と呼ばれる謎のロボット群の襲撃を受ける。被害は火星と月、そして地球にまで及ぼうとしていた。
2196年。民間企業ネルガル重工は木星トカゲの支配下にある火星に残された人々を救うべく戦艦ナデシコを建造。様々な分野のエキスパートをスカウトしていくのだった。
火星コロニー出身のテンカワ・アキトは幼馴染のナデシコ艦長ミスマル・ユリカと偶然再会。ひょんなことからナデシコに搭載されたロボット「エステバリス」に搭乗。そのままクルーに選ばれてしまう。アキトは複雑な思いを胸に故郷の火星に向かうのだった。
<おすすめポイント>
- ハードなSF描写や複雑に交差する伏線などリアルロボットアニメ路線を主軸とするが、ラブコメ要素も取り入れられており、さらに劇中作のスーパーロボットアニメ「ゲキガンガー3」が物語のキーになるなどアニメの面白さが凝縮された作品。
- ナデシコ搭載の人型機動兵器エステバリスは戦闘状況に応じてフレームを換装させて戦う。エネルギー供給のため母艦から離れられない欠点をもつが、この制約が物語の緊迫感を盛り上げてくれる。
- コメディタッチで描かれる場面も多いが、主軸となるテーマは重く深い。
<おすすめしないポイント>
- 未消化な部分を残したままで終わってしまう。続編の劇場版やゲームで補完できる部分もあるが、それでも多くの謎が残ったままとなっている。2クールで終わってしまうのが勿体ない。
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