光速電神アルベガス/作品レビュー
<放送媒体・期間>
TVアニメーション
1983年3月30日~1984年2月8日 全45話
<あらすじ>
全宇宙を掌握する組織・デリンジャーが地球に襲来。青葉学園高等学校の円条寺大作、神哲也、水木ほたるの3人は、自身が作成したロボットで戦いを挑むもののデリンジャーのロボットにあえなく敗退。ロボット工学研究所の水木教授は、彼らのロボットを相互合体システムを取り入れ改造する。光速電神アルベガスとなった彼らのロボットは、デリンジャーとの激しい戦いを開始するのだった。
<おすすめポイント>
- 機動戦士ガンダムをはじめとするリアルロボット作品が席巻する中、善悪が明快な原点回帰を目標としたロボットアニメ。主人公たちの友人・五郎や青葉学園の先生たちが物語全体を明るくしているのが印象的。
- 三身合体六変化するアルベガス。陸・海・空・宇宙・救助とそれぞれの特徴を兼ね備えているが、中盤以降(最初からか?)子の設定がほとんど無視されていき、のびのび活躍するアルベガスが見どころ。
- 愛娘を失うことで地球侵略に疑問を持ち始めるダリー将軍のエピソードは感動。
- 第40話「宇宙からの年賀状」は笑った。友好的なデリンジャー幹部たちと凧揚げやかるたをする様子は屈指のギャグ回となっている。
<おすすめしないポイント>
- 設定のゆるさ。宇宙全土を支配する敵・デリンジャーが、大作たちを仲違いさせたり、家庭教師に化けたり、こじんまりとした作戦しか立てない。基本的にロボット中心の作戦が組まれることや物量戦に持ち込まれることもない。
- ゲッターロボ再生をコンセプトにしているらしいが、変形構造はトーテムポールに酷似しているため変形しても外観にあまり変化が見られない。これといった必殺技もなく(リアルロボットの影響か?)、中盤のパワーアップも特にない。
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