トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ/作品レビュー
<放送媒体・期間>
TVアニメーション
1987年7月3日~1988年3月28日 全38話
<あらすじ>
ロボット生命体のトランスフォーマーは、正義のサイバトロン軍団と悪のデストロン軍団に分かれ飽くなき戦いを繰り広げていた。宇宙ペストの発生により滅亡の危機に陥る両陣営だったが、復活したサイバトロン総司令官コンボイがマトリクスを解放し難を逃れる。しかし平和の要となるマトリクスはその機能を止めてしまう。
1年後の西暦2011年。マトリクスの制御を受けられなくなったセイバートロン星にデストロン軍団が迫る。苦戦するサイバトロン戦士。そこへマスター星からやってきたトランスフォーマー「ヘッドマスター」が加勢する。両者の戦いはさらに激化していくのだった。
<おすすめポイント>
- トランスフォーマーのアニメシリーズ3作品目。前作までは海外で制作されていたが、本作より日本で制作。世界設定を同じくするものの作風は日本テイストに変わっている。前作まではアメリカ等のアニメ規制によりキャラクターが死ぬことがなかった(劇場版で多数死亡)。本作では死亡するキャラクターも多く緊迫したストーリーとなっている。
- ヘッドマスターズ同士の戦いが面白い。ヘッド部分だけを交換して戦う演出は斬新。巨大ロボット「フォートレスマキシマス」と「メガザラック」の戦いも迫力があった。何より忍者参謀・シックスショットのかっこよさは突出している。
<おすすめしないポイント>
- 世界設定は一新するべきだった。変に続きを描いているため、違和感の連続だった(本来この作品は良い意味でいい加減なのだがこれとは別の違和感)。私はリアルタイムで1作目から見ていたが本作で卒業した。
- 前作までのキャラクターの扱いが気になってしまう。前作の終盤で復活するもすぐに死亡するコンボイ、就任1年たらずで老兵と感じて旅立つロディマス、非戦闘員扱いのアーシー、序盤以降忘れ去られるオートボットやダイナボットなどなど書き出すときりがない。
- 前作までの勢い(とにかく玩具を売るために様々なトランスフォーマーを登場させていた。清々しいくらいのおもちゃCM演出)はない。
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