UFOロボ グレンダイザー/作品レビュー
<放送媒体・期間>
TVアニメーション
1975年10月5日~1977年2月27日 全74話
<あらすじ>
全宇宙の制覇をたくらむベガ星連合軍が地球に攻撃をしかけてきた。かつてマジンガーZに乗って悪と戦ってきた兜甲児は、自身で制作した円盤・TFOで戦うも敗退。そんな時、ベガ星連合軍に立ち向かう一体のロボットが現れる。その名はグレンダイザー。操縦するのはかつてベガ星連合軍に侵略されたフリード星の生き残り「デューク・フリード」。彼は「宇門大介」として地球に隠れ生活していたのだ。グレンダイザーとデューク・フリードの地球の存亡をかけた長き戦いが始まるのだった。
<おすすめポイント>
- 「マジンガーZ」「グレートマジンガー」に次ぐマジンガーシリーズの第3作。当時流行していたUFOブームを取り入れた作風が特徴。のちに定番となる「宇宙からの侵略者」は本作より(それ以前は地球レベルの戦いだった)。
- 家族愛、フリード星への望郷、異人種間の垣根を越えた友情など王道ともいえるテーマを丁寧かつ真摯に描いている。子供向け番組のお手本のような作品。制作側の誠意が伝わってくる。
- 第1話でグレンダイザーの主要な技をすべて披露。その後単体でのパワーアップはないが、スペイザー3機と合体バリエーションが見事であり最終話まで見ていて飽きない。
- ボスとボスボロットが登場する回が面白い。やはり永遠のギャグ要員だ。ボススペイザーとの合体シーン(31話)は必見。
<おすすめしないポイント>
- 前作「グレートマジンガー」に比べると少なくなった幹部たち。74話の長丁場、幹部交代劇を多めにしてほしかった。
- 画風が統一されていない。兜甲児の顔がたまに剣徹也になる。
- 兜甲児にイラつく。すぐ勝手に出撃して迷惑をかける。
- 終盤マリアの登場によって、もう一人のヒロインである牧葉ひかるの存在感がなくなる。
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