マジンガーZ対暗黒大将軍/作品レビュー
<放送媒体・期間>
劇場公開作品
1974年7月25日
<あらすじ>
マジンガーZと兜甲児の活躍により世界征服を目論むドクター・ヘルの野望は潰えた。久しぶりの平和を満喫する兜甲児と仲間たち。しかし、世界各国の都市は謎の巨大ロボットによって壊滅させられていた。ミケーネ帝国の暗黒大将軍が送りこんだその戦闘獣軍団は日本にも侵攻を開始する。今までの敵とは段違いのパワーを誇る戦闘獣を前に苦戦するマジンガーZ。辛くも勝利するもその隙に光子力研究所は新手の戦闘獣によって壊滅させられてしまうのだった。
<おすすめポイント>
- 2作目となる劇場オリジナル作品。次回作「グレートマジンガー」が登場しており、TV版「マジンガーZ」の最終回を先駆けたストーリーとなっている。ただし本作はマジンガーZの活躍に比重が置かれている点で大きく異なる(TV版はマジンガーZに良いところなしで終わる)。
- 単純に強敵が現れマジンガーZが敗北するといった展開ではなく、マジンガーZと兜甲児がピンチになる伏線が何重にもはられている。
- ボロボロになりながらも戦うマジンガーZと兜甲児に心打たれる。また、圧倒的な物量で迫るミケーネ帝国の戦闘獣の演出も素晴らしい。そしてグレートマジンガーの無双っぷり。当時の子供たちはハラハラ・ドキドキしただろう。
- 足にミサイルを付けて飛ぶボロットは必見。ダイアナンAより活躍している。
<おすすめしないポイント>
- リアルタイムで見た方がマックスで楽しめたのだろう。余計な情報が入ってきてしまう今となっては面白さが半減。
- どうせなら劇場版のジェットスクランダーが見たかった。
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