機動戦士Vガンダム/作品レビュー
<放送媒体・期間>
TVアニメーション
1993年4月2日~1994年3月25日 全51話
<あらすじ>
宇宙世紀0153年、地球連邦政府の弱体化により各コロニー群同士の紛争が激化。宇宙戦国時代へ と突入しようとしていた。中でもサイド2のザンスカール帝国はマリア主義を掲げ民衆の支持を集めて いた。帝国は「ベスパ」と呼ばれる特殊軍隊を地球へ派遣、ヨーロッパの都市・ラゲーンを拠点として 地球制圧に乗り出す。地球連邦軍をあてに出来ない地球居住者はゲリラ組織「リガ・ミリティア」を結 成し独自に抵抗を始めるのだった。
ヨーロッパの郊外カサレリアに住む少年ウッソ・エヴィンは、偶然にもベスパのモビルスーツと接 触。モビルスーツの奪取にも成功し操縦もしてしまうのだった。この活躍がリガ・ミリティアの目に 止まりウッソは最新鋭のモビルスーツ「∨ガンダム」の操縦を任されてしまうのだった。
<おすすめポイント>
- TV放映としては4作目となる機動戦士ガンダムの最新作。宇宙世紀シリーズのガンダムだが、年代を離しており過去作のキャラクターは登場しない(ハロくらい)ためシリーズ所見の方でも見やすい作品。
- 子供向けの作品を目指していたため、最年少の主人公が活躍。またリガ・ミリティア対ザンスカール帝国の戦争を描いており対立構造もシンプルでわかりやすい。
- 昨今のロボットアニメとは比べものにならないほど戦闘シーンが多い。
- ウッソが操縦するVガンダムのトリッキーな戦闘。他の大人たちがそれを真似するのも面白い。
- 抜群の主題歌・挿入歌・BGM。特に終盤リーンホースJrの特攻シーンなどで流れる挿入歌「いくつもの愛をかさねて」は感涙。BGMもバラエティ番組などで度々使用されるため一度は聞いたことがあるかも。
<おすすめしないポイント>
- ギロチン、ビームサーベルで焼かれる人生身の人間、主人公の母親の悲劇など凄惨なシーンが多い。子供と見る作品ではない。民放局での再放送は無理かも。
- 宇宙世紀シリーズのものとはかなりデザインの異なる敵モビルスーツ。
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