機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY/作品レビュー
<放送媒体・期間>
劇場公開作品
2016年6月25日
<あらすじ>
宇宙世紀0079年。地球より最も離れたコロニー群・サイド3は、ジオン公国を名乗り地球連邦に対して独立戦争を仕掛けてきた。圧倒的な物量を誇る地球連邦軍が優位かと思われたが、ジオン軍が開発した人型機動兵器「モビルスーツ(以下MS)」の登場により戦争は膠着状態に陥った。しかしその後、地球連邦軍でMSが開発・量産されると状況が一変、ジオン軍は敗走を続けていくことになる。同年12月、ジオン軍の拠点は宇宙要塞ア・バオア・クーを残すのみとなっていた。
ジオン軍の補給経路となる「サンダーボルト宙域」。この宙域の制宙権をめぐり、地球連邦軍とジオン軍の熾烈な争いが続いていた。地球連邦軍は多くのモビルスーツ部隊を投入するも、スナイパーMS部隊「リビング・デッド師団」によって壊滅させらていた。そんな中、連邦軍パイロット「イオ・フレミング」は敵MSを奪って帰還を果たす。彼はその才能を買われ最新鋭MS「フルアーマーガンダム」を与えられる。
<おすすめポイント>
- 青年漫画雑誌「ビックコミックスペリオール」で連載中の作品をアニメ化。「機動戦士ガンダム」の一年戦争を描いた作品は多いが、本作が最も戦争のシビアな現実を描き切っている。両軍の兵士が疲弊しきっている様子が細かく描写されている。大人向けのガンダムとして最高峰。
- 映像クオリティは圧巻。BGMにジャズが取り入れられているのも本作にマッチしていて良い。
- 独自の解釈で描かれているモビルスーツが斬新。サイコ・ザクとフルアーマーガンダムの一騎打ちは目を見張る。
<おすすめしないポイント>
- 残酷なエピソードが多い。観終わった後に心に残るものは今までのシリーズと一線を画す。
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