勇者エクスカイザー/作品レビュー
<放送媒体・期間>
TVアニメーション
1990年2月3日~1991年1月26日 全48話
<あらすじ>
宇宙の財宝すべてを手に入れるべく悪の限りを尽くす宇宙海賊ガイスター。ガイスターは地球の宝物に狙いをつける。一方ガイスターを逮捕するべく地球に到着した宇宙警察のエクスカイザー。エネルギー生命体である彼は、星川コウタの家の車に乗り移るのだった。
<おすすめポイント>
- 勇者シリーズの第1作目。和製トランスフォーマーの目指して作られた本作。但しトランスファーマートの差別化の努力は随所に見られる。星川コウタ(地球人)とエクスカイザー(異星人)の異文化交流がコミカルに描かれるのも本作の特徴。
- 登場する敵味方キャラクターが良い意味で少なくシンプル(あくまでもシリーズを通してだが)。とても見やすかった。人殺しがないアニメであることもおすすめのポイント。
- OP曲はロボットアニメ作品の中でも屈指の名曲。やはり歌詞にロボットの名前は入っていないといけない。
<おすすめしないポイント>
- 勇者シリーズを見るなら一番最初に見る作品。後続シリーズの下敷きとなっているような作品のため設定や演出において物足りなさを感じてしまうかも(本作のヒットがあるからシリーズ化していくのだが)。
- 戦闘パートでの人側主人公・星川コウタの立ち位置。要するにエクスカイザーの戦闘が開始されるとコウタの必要性がなくなってしまう。こういった関係性は後続シリーズでも続いていくのだが少しずつ改善されていく。本作ではこの問題が浮き彫りとなった。
- 純粋な子供向け番組として企画された本作。1話完結の良くも悪くもわかりやすい話が続く。
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