マクロス ダイナマイト7/作品レビュー
<放送媒体・期間>
OVA(オリジナルビデオアニメーション)
1997年12月18日~1998年7月25日 全4話
<あらすじ>
マクロス7とプロトデビルンとの戦い(バロータ戦役)から1年が過ぎた。戦争を終結に導いた ファイアーボンバーの名は銀河中に響き渡ることとなったが、熱気バサラはその人気に嫌気がさし一人旅に出てしまう。辺境惑星ゾラにたどり着いたバサラは、惑星域を回遊する「銀河クジラ」の存在を知り、自分の歌を聞かせるため宇宙に飛び出すのだった。
<おすすめポイント>
- テレビアニメ「マクロス7」の後日譚を描いたオリジナルビデオアニメーション。熱気バサラを中心に描かれているのが特徴。彼の歌に対する思いが視聴者に伝わる内容。
- ファイアーボンバーの曲はほとんど新曲で構成されている。さらにシャロン・アップルの曲も使われている。
- 熱気バサラが搭乗するVF-19Pエクスカリバーが鮮血で赤く染まる(ファイア―バルキリーに酷似する)シーンはファンには嬉しい演出。
- 架空のラジオ番組がBGMとして随所に流れているのも新鮮だった。
<おすすめしないポイント>
- マクロスシリーズにおいても異質なストーリー展開(ロボットアクションよりも歌を重視する)のマクロス7だが、本作でもその形を貫いている。マクロス7が好きな方のみにすすめる。
- ミレーヌの扱いが酷い。自身の気持ちにけじめをつけるように促されて飛び出したにも関わらず、何の解決もしないまま終わる。