ヒロイック・エイジ/作品レビュー
<放送媒体・期間>
TVアニメーション
2007年4月1日~9月30日 全26話
<あらすじ>
かつて星々を創り、未来を知る全能の者たち「黄金の種族」がいた。黄金の種族は銀河に呼びかけた。「-いでよ- 」と。呼びかけに応じて生まれたのは「銀の種族」、「青銅の種族」そして「英雄の種族」であった。その中でも他の種族を圧倒する力を持った英雄の種族は互いに争うようになり、その争いは銀河全域を巻き込んでしまう。黄金の種族が諫めた時には英雄の種族は5人になっていた。黄金の種族は彼ら5人に「自らより弱い種族に宿り、彼らのために生きよ」という制約を与える。
惑星オロンに一隻の宇宙船が墜落する。生き残ったのは赤ん坊一人だけだった。黄金の種族はこの赤ん坊に英雄の種族を与える。そしてこの赤ん坊の属する種族を「鉄の種族」と名付け、彼らにメッセージを送る。「ここにお前たちの運命の子供がいる。探せ。」と。この後、黄金の種族は別の宇宙へと旅立っていった。
鉄の種族と名付けられた人類は、青銅の種族を従えた銀の種族の襲撃を受け劣勢を強いられていた。状況を重く受け止めた王女ディアネイラは、運命の子供がいる惑星を目指し旅立つのだった。
<おすすめポイント>
- 神話をモチーフとしたSFファンタジー。種族間戦争が行われる中、エイジとディアネイラの一途な想いが未来を切り開いていく物語。単純な恋愛話にならなくて良かった。
- 悲観的な雰囲気が漂うストーリーだが、メインキャラが一人も死なないので鬱展開はない。
- 大規模な艦隊船が多い。やはり物量戦は面白い(ノドスがぶち壊すけど)。
- 宇宙規模の戦争は「スターウォーズ」を思い出すが、本作のほうが世界観をきちっと描いている気がする。
- 「蒼穹のファフナー」や「機動戦士ガンダムSEED」が好きな方はおすすめ。
<おすすめしないポイント>
- ロボットの扱いが酷い。基本的には英雄の種族(ノドス)同士の戦いがメイン。圧倒的な力を持つノドスの前にロボットたちは活躍する機会が無かった。
- 話の規模が壮大過ぎて感情移入がしにくい。一話分世界観の説明が欲しかった。
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