神無月の巫女/作品レビュー
<放送媒体・期間>
TVアニメーション
2004年10月1日~12月17日 全12話
<あらすじ>
まほろば村にある乙橘学園のアイドル・姫宮千音姫と平凡な女子高生・来栖川姫子は大の仲良し。2人だけの秘密の場所でランチをとることを楽しみにしていた。才色兼備を絵に描いたような千音姫だったが姫子に対して友人以上の愛を感じていた。しかし当の姫子は知る由もなかった。
そんなある日、邪神・ヤマタノオロチが目覚める。遠い過去に封印された巫女の生まれ変わりである千音姫と姫子を殺害すべく、配下のオロチ衆をまほろば村に向かわせる。姫子と幼馴染である大神ソウマもオロチ衆として覚醒するが、姫子への想いから自我を取り戻しロボット「武夜御鳴神(タケノヤミカヅチ)」に搭乗しオロチ衆を撃退するのだった。
<おすすめポイント>
- 少女2人の性別を超えた愛を描いたロボットアニメ。一貫して千音姫と姫子のドラマを描いており、敵キャラクターやロボットそして世界観においても詳細が明かされないため2人の物語に感情移入できる。
- 千音姫と姫子の純愛だけでなく愛憎もきちんと描いている。大神ソウマを含めた三角関係は昭和ドラマ的なノリで良い。
<おすすめしないポイント>
- 意図的だがロボット部分はおまけ程度。世界観とも微妙に合わない。
- 主人公・姫子の自虐的性格は賛否分かれるかも。どの場面でも謝っている印象。
- セカイ系作品とはいっても千音姫と姫子のドラマに焦点を当てさせたいのであればもう少し説明する部分はあったのではないか。オロチ衆のロボットが暴れても平然として暮らしている村人が気になって2人に集中できない。
売り上げランキング: 56,093