アニメ レッドバロン/作品レビュー
<放送媒体・期間>
TVアニメーション
1994年4月5日~1995年3月28日 全49話
<あらすじ>
メタルドライバーの世界チャンピオンを目指す紅拳(くれないけん)は、現チャンピオンに挑戦状を叩きつけるもメタルファイターを所有していないことを理由に断られてしまう。一方、人命救助用ロボット・レッドバロンを開発した冴場翔子は、謎の組織「鉄面党」に父を誘拐されレッドバロンも強奪されようとしていた。しかし偶然居合わせた紅拳がレッドバロンに乗り込み鉄面党を撃退。翔子は自身が開発したレッドバロンの強さに恐怖するのだった。
<おすすめポイント>
- 特撮番組「スーパーロボット レッドバロン」のリメイク作品(一部キャラクターの名前やレッドバロンの基本デザインのみ)。
- 偶然にも格闘ロボットアニメとして同時期に放映されていた「機動武闘伝Gガンダム」と比較してみるのも面白い。
- 基本的に1話完結もの。主人公の熱血直情型の性格と相まって単純明快なストーリーが繰り広げられる。いわゆるスーパーロボット系であり余計なSF知識や細かな伏線など気にせず楽しめる。
- メタルファイト戦ではキャラクターのカットインが少なかった(特に初期エピソード)。戦闘シーンに集中できて良かった。
<おすすめしないポイント>
- 「機動武闘伝Gガンダム」に比べ圧倒的にインパクトが足りない。キャラクターもロボットも戦闘演出も全てにおいて。今川監督がレッドバロンをリメイクしていたらと想像してしまう。
- 後半に入ると急にメインキャラクター以外の人々が描かれなくなってしまう。人類の存亡が掛かっている事態なのだが、どこに行ってしまったのか。