グランベルム/作品レビュー
<放送媒体・期間>
TVアニメーション
2019年7月~9月 全13話
<あらすじ>
魔法の存在が人々の記憶から忘れ去られた現代。得意なものが何もない女子高生・小日向満月は、ある満月の夜に異世界に迷い込んでしまう。そこは世界から消滅したはずの魔力が集まる場所「マギアコナトス」だった。そして魔術師の子孫同士が世界で唯一の魔術師「プリンセプス」になるためにバトルロイヤルを繰り広げる場所でもあった。魔術師たちが操るロボット・アルマノクスの戦闘に巻き込まれる満月は新月エルネスタ深海に助けられ、自分も魔術師の資質があることに気付くのだった。
<おすすめポイント>
- 魔法少女たちのバトルロイヤル。彼女たちが搭乗するのはSDタイプの可愛らしいロボット。設定はかなり詰め込んだ感はあるが、練られたシリアスなストーリーであるため自然に楽しめた。
- 異世界で戦闘パート、現実世界では日常パートとくっきりと分かれているのがメリハリがあって面白い。
- SDロボットが活躍するため「魔神英雄伝ワタル」や「覇王大系リューナイト」世代には懐かしく感じる作品。
- 萌えアニメと思いきやしっかりとしたロボット戦闘シーン。それぞれ特徴の異なるロボットたちの激しいバトルは圧巻。
- 中盤以降に明かされる衝撃の真相。思えば1話目から伏線はあった。
- 男性がほとんど登場しない本作。これが全く違和感がない。
<おすすめしないポイント>
- SDロボット世代には懐かしく感じる反面、新鮮味を感じなかった。
- 大変楽しく、時に涙して視聴させてもらった。それだけにどうしても納得できなことがあった。なぜ最終話であからさまな「機動戦士Zガンダム」のパロディを加えたのか(よく見たら気付くレベルではない)。ギャグアニメなら問題ないと思うが、ここまでシリアスに進んできたのに台無しだった。
売り上げランキング: 12,635
売り上げランキング: 12,994