Z.O.E Dolores, i/作品レビュー
<放送媒体・期間>
TVアニメーション
2001年4月~9月 全26話
<あらすじ>
とある事情で運び屋家業を続けていたジェイムズ・リンクスの元に飛び込んできたコンテナ搬送の仕事依頼。しかしこの搬送に関わる関係者が次々に命を落としていく危険な仕事だった。そんなことは何も知らないジェイムズはお金欲しさに引き受ける。案の定、命を狙われることになる彼は原因がコンテナであることに気づき開けてみることにする。中には女の子の自我を持つ人型機動兵器のオービタルフレーム「ドロレス」が格納されており、彼女(?)はなぜかジェイムズの名前を知っているのだった。
<おすすめポイント>
- TVゲーム「ZONE OF THE ENDERS」と同じ世界観で展開されるサンライズ制作のアニメ。主人公がおじさん、そしてヒロインが巨大ロボットの異色コンビの物語。
- 一度は崩壊した家族が、何度も揉め合いケンカをしながらも少しづつ団結していく様子が丁寧に描かれている。主人公のジェイムズは家族再生のマニュアル本を読みはじめ、最後はマニュアルに頼らずに家族を再生していく姿に心打たれる。
- 人間の女の子以上に女の子らしいロボットのドロレス。緊迫したシーンでも時に脱力するような仕草や台詞によって和ませてくれる。
- ゲームは未プレイだが気になることはなかった。サンライズ制作のためロボット描写も良かった。
<おすすめしないポイント>
- ドロレスが防戦一方のためワンパターンな戦闘が多い。逃げるために敵を戦闘不能にするシーンが印象に残る。
- 地球と火星との間に広がっている差別問題。もう少しこの問題が生まれた経緯を説明してほしかった。地球に住む人以外を軽視するバーンが前面に出てしまっているのでコロニーと火星に住む人との違いも分からなかった。
売り上げランキング: 97,013
売り上げランキング: 187,746