機神咆吼デモンベイン/作品レビュー
<放送媒体・期間>
TVアニメーション
2006年5月18日~8月17日 全12話
<あらすじ>
大学で魔術を学んだものの途中で挫折してその日暮らしの探偵家業をしていた大十字九郎のもとにアーカムシティの権力者である覇道財閥から依頼を受ける。それは魔導書を見つけること。早速調査を開始する九郎だったが、偶然にも悪の秘密結社ブラックロッジに追われる少女・アルと出会う。成り行き上2人で逃亡することになるが追い詰められてしまう。少女の正体は魔導書「キタブ・アル・アジフ」であり、九郎の魔術師としての素質を見抜き契約の儀式を済ませる。そして覇道財閥が作り上げた巨大ロボット・デモンベインを召喚。ブラックロッジに戦いを挑むのだった。
<おすすめポイント>
- PCゲーム、PlayStation2版を経て設定を一部改変して制作されたロボットアニメ。クトゥルー神話と魔術と巨大ロボットをかけ合わせた作品。名の通り薄幸の青年・大十字九郎と魔導書アル・アジフが秘密結社ブラックロッジに戦いを挑む。
- シリアスなストーリーが多いが、ギャグ回もあって楽しい。少年漫画チックなブラックロッジの1枚岩ではない組織構成も良かった。
- 豪華な声優陣。
- 「大十字九郎は何故戦うのか」。巻き込まれて始まった九郎の戦いは、最後に仲間たちとアルを守るためという目的に消化していった。
- 尺と予算が足りないのが手にとるようにわかるが、それでも頑張っているなという印象を受けた。
- 映画「デスペラード」のパロディには笑った。
<おすすめしないポイント>
- 二転三転するラスト展開。理解が追いつかないまま終わってしまった。ゲームをプレイしないとわからない部分も多い。
- 突出したキャラクターもおらず、心に残ったセリフもなかった。決して悪い作品とも思わないが印象深い作品でもない。
- 序盤はダイジェストを見ているかのような展開。特に1話と2話のあいだ。
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