機動警察パトレイバー(マンガ版)/作品レビュー
<著者>
ゆうきまさみ
代表作:究極超人あ~る、じゃじゃ馬グルーミン★UP!
鉄腕バーディー
<発表媒体・期間>
小学館コミックス 全22巻(文庫版11巻)
1988年7月15日~1994年9月15日
<あらすじ>
作業用ロボット(レイバー)が社会全般に普及している時代。そこにはレイバーによる犯罪も続発していた。警視庁はこのレイバー犯罪に対抗すべく特殊車両二課を創設、警察用のレイバーを配備することとなった。
レイバーが大好きな女の子″泉野明″巡査は念願が叶いこの特殊車両二課・第2小隊に配属が決まり大喜びする。しかしそこで待っていたのはレイバー犯罪だけでなく、要人警護、警備活動、はたまた怪獣退治?!など様々な任務をこなさなければならない過酷な日々であった。
<おすすめポイント>
- 機動警察パトレイバーを制作した創作集団「ヘッドギア」のメンバーであるゆうきまさみが制作した漫画版パトレイバー。基本的な設定はアニメと同一であり、グリフォン編の一部はTVアニメ化している。しかし、それ以外の全体的なストーリーは漫画独自の展開となっていく。
- アニメ版よりもダークでシリアスな内容。敵レイバーであるグリフォンの目撃者が消されてしまったり、そのパイロットが人身売買された子供であったりとアニメでは描かれなかった側面が見れる。また「廃棄物13号」編はハードな内容ゆえTVアニメ化が見送られ後年劇場版として映像化された経緯がある。
- 私見だがこの作品でも影の主役は後藤隊長ではないだろうか。その面白さは他のシリーズ作品を超えている。
- 劇場版1作目と関連した内容も多い。
<おすすめしないポイント>
- 長編と長編の間に挟まれた短編はコミカルなものが多いのだが、エピソード数は少なく残念。
- 基本的にはグリフォン(企画7課)との戦いがメインとなっているので、TVアニメ版のグリフォン編が好きでなかった方にはおすすめできない。
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小学館
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