ゼノサーガ エピソードⅠ[力への意志] /作品レビュー
<対応機種・発売日>
PlayStation 2
2002年2月28日 発売
<あらすじ>
人類が宇宙に進出している数千年先の未来。人類発祥の星・地球はある理由によって放棄されていたが、人々は地球の場所やその存在さえも忘れ去ろうとしていた。惑星改造やワープ航法など科学技術の発展により豊かな生活を送れるようになっていたが、いつのころからか未知の敵・グノーシスが現れるようになっていた。虚数空間に存在しており実数領域では物理的な接触ができないグノーシスとの戦闘は過酷を極めたが、対グノーシス兵器の開発も進められていた。
T.C.4767年。星団連邦戦艦ヴォークリンデ内においてヴェクター・インダストリー社のシオン・ウズキは、対グノーシス人型掃討兵器「KOS-MOS」の調整を続けていた。しかし、過去KOS-MOSが暴走事故を起こしていたため、シオンは起動テストをわざと遅らせているのだった。
<おすすめポイント>
- スクウェア(現スクウェア・エニックス)のRPGゼノギアスの流れをくむゲーム。ゼノサーガ3部作の1作目。ゼノギアスとの共通した設定も多いが直接的な関連はないので、本作から始めても問題ない。壮大な世界観で繰り広げられるSFスペースオペラ。
- RPGとしてのシステムはすでに完成されている。サブイベントやミニゲーム、またスキル能力が自由に取り付けられるなど王道RPGの要素は盛り込まれている。
- 乗り換え可能なA.G.W.S(エイグス)の存在。本作は壮大な物語の序章に過ぎないためあまり活躍しないが、今後は量産機だけでなく専用機の登場も期待。
<おすすめしないポイント>
- 難しい用語が飛び交う。また劇中に多くの謎が提示されるが、その答えは本作では明かされない。本作単体では楽しめない作りとなっている。
- ムービーシーン 4 : アドベンチャーパート 3 : RPGパート 3 の割合。本格的なRPGを期待しないほうが良い。
- 巨大ロボ「エルデカイザー」は終盤において使用できる技なのだが、その威力はゲームバランスを崩す。
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