新幹線変形ロボ シンカリオンZ/作品レビュー
<放送媒体・期間>
TVアニメーション
2021年4月9日~2022年3月18日 全41話
<あらすじ>
オカルト好きの少年・新多シンは、宇宙人の目撃情報があった碓氷峠鉄道文化むらを訪れる。そこで偶然知り合った碓氷アブトを追っていくうちに、地下の新幹線超進化研究所 横川支部に迷い込んでしまう。横川支部では巨大解物体に対抗するためシンカリオンZ・E5はやぶさの運転士を捜していたが、シンはシンカリオン操縦する力(適合率)を持っていた。突如現れた巨大怪物体「ねぎだるま」を倒すべくシンはシンカリオンに乗り込むのだった。
<おすすめポイント>
- 新幹線が巨大ロボットに変形するプラレールの玩具シリーズのアニメ作品。放送局変更後の第2期(第1期の数年後が舞台)となる。主人公が2人(新多シン・碓氷アブト)の本作。2人の友情と対極の立場になっていく軋轢が描かれる。
- 前作のキャラクターも多数登場。前作の主人公・速杉ハヤトとの交流シーンは感慨深い。
- 前作同様エヴァンゲリオンとのコラボ回がある。さらに銀河鉄道999とのコラボもある。
- 新幹線に在来線が合体する夢のような発想。特に主人公機に山手線という着想は見事。
- 局の編成により引き延ばしたり打ち切ったりと不遇だった前作と異なり、きちんとした終わり方をする。
<おすすめしないポイント>
- ロボットのデザインや性能についてJR側からの制約が厳しすぎるからだと思うが、前作との差別化が図れていない(ほぼ同じ)。
- 多くのバリエーションがあるシンカリオンだが、基本機構は同じ。変形バンクシーンも飽きる。
- 鉄道オタクの前作主人公に対してオカルト好きの本作主人公。勝敗は目に見えている。